一般診療では、整形外科疾患の診察から以下に記載している診療科目まで幅広く対応しております。
皮膚科
皮膚トラブルを持つ動物は非常に多く、背景にはアトピーやアレルギーを持っている事が多いです。その他にも脂漏症、脱毛症、外部寄生虫性疾患、自己免疫性の皮膚炎など様々な原因で皮膚トラブルは起きます。皮膚トラブルを示す動物には、元々皮膚のバリア機能が低下している子も認めるため、症状に対してだけでなく、外用療法、生活環境の工夫、食事内容も含めたトータルのケアが必要になる場合があります。
また、当院のトリマーとも連携し動物の状況に合わせた治療のサポートをさせていただきます。
膿皮症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ノミアレルギー、脂漏症、マラセチア皮膚炎、毛包虫症、疥癬、皮膚糸状菌症、天疱瘡 など
呼吸器科
フレンチブルドッグ、パグなどのワンちゃんは、短頭種気道症候群という呼吸器疾患があります。いびき症状、嘔吐などの消化器症状が関連しており、高齢になるにつれ治療抵抗性、手術リスクの増加につながります。早期診断、外科的治療(空気の通り道を広げる方法)が推奨されています。その他、慢性的な咳の治療、誤嚥性肺炎をはじめとした呼吸器疾患の治療を行っております。
軟口蓋過長症、外鼻孔狭窄症、喉頭虚脱、喉頭麻痺、気管虚脱、誤嚥性肺炎、猫喘息 など
消化器科
一般的な下痢、嘔吐の治療から慢性腸疾患の治療を行っております。
また、緊急的な対応が必要なおもちゃなどの誤食により発生する腸閉塞、胃内異物、腸重積、胆嚢粘液嚢腫、胃拡張・胃捻転症候群などにも対応しております。
特殊な検査が必要な場合は、専門の消化器科が併設している病院様へご紹介をさせていただきます。
急性胃腸炎、慢性腸炎、食事反応性腸炎、各種寄生虫性腸炎、消化管内異物、腸閉塞、腸重積、胆嚢炎、胆嚢粘液嚢腫、胃拡張胃捻転症候群、膵炎、会陰ヘルニア など
腎泌尿器科
近年動物の高齢化に伴い腎臓疾患を示す動物は増えてきております。
腎臓病は、血液検査、尿検査、画像検査などから早期発見による治療が重要となります。当院では、定期的な健康診断を通して腎臓の状況を判定する事もお薦めしております。
腎臓病の原因は様々であり、単純に高齢だからではなく様々な要因が絡んでいることがあり、適切な診断により治療を行うことが求められます。
加えて、尿管結石の発生は増加しており、緊急的な治療介入が必要になることがあります。
慢性腎臓病、急性腎障害、膀胱炎、尿道結石、膀胱結石、尿管結石 など
産科
難産に伴う帝王切開について、出産についての相談、ホルモン検査に基づいた正確な交配適期の検査も行っておりますのでお気軽にご相談ください。また、妊娠が成立しても流産の経験があるなどの方も一度ご相談ください。
その他、中年齢以降に発生しやすい動物の卵巣・子宮、精巣・前立腺疾患などの診断・治療を行っております。
帝王切開、ホルモン検査、黄体機能不全、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、精巣腫瘍、前立腺膿瘍 など
内分泌疾患
最近飲水量・尿量が増えた、お腹が出てきた、慢性的な消化器症状がある、貧血気味、活動性が鈍くなってきた、脱毛・慢性的な皮膚炎、呼吸器症状、落ち着きがないなど対象臓器により様々な症状が発生します。内科的な管理で行う場合・外科的治療が可能な疾患も存在します。
甲状腺機能亢進/低下症、上皮小体機能亢進/低下症、副腎皮質機能亢進/低下症、糖尿病 など
腫瘍科
動物にも様々な「がん」は発生します。腫瘍の種類によっては治療法のバリエーションは様々であり、手術で対応可能なものから、抗がん剤治療、放射線治療が良いタイプ、これらの組み合わせ治療が推奨されることなど様々であります。腫瘍の種類によっては、特殊な治療が必要な場合もありますので専門病院へのご紹介を含めた複数の選択肢をご提案いたします。
リンパ腫、肥満細胞腫、各種皮膚腫瘤、乳腺腫瘍、、血管肉腫、肺腫瘍、腎臓腫瘍、甲状腺癌、軟部組織肉腫 など
神経科
てんかん発作は様々な原因により発生します。脳に明らかな異常が認められない特発性てんかんという病気もありますが、背景に異常がある場合もあります。神経疾患の治療には適切な診断、抗てんかん薬治療を始めとした薬物治療、状況により外科治療を行うことで症状の改善が得られることもあります。また抗てんかん薬治療には、実際薬剤の血中濃度を測定することで本当にその薬が効いているのか判定しております。
てんかん発作、脳炎、椎間板ヘルニア など
歯科
口腔内の状況を衛生的に保つ事は重要です。歯垢が付着した後に適切なケアが無い場合、時間経過とともに石灰化し歯石が発生します。歯石ができるとバイ菌が増殖しやすい環境ができ、口臭が悪化します。
スケーリング、ポリッシング、乳歯抜歯 など