ホームドクターとしての以下の4つのコンセプトを掲げ、診療を⾏っています
- 徹底したインフォームドコンセント
大切なご家族である動物の診断・治療法に関しては正確にご理解していただく必要があります。ご不明点は何なりとお尋ねください。 - 最新の獣医療を追及
日々アップデートされる獣医療を積極的に取り入れ、地域の動物に提供致します。
当院で対応出来ない疾患に関しては専門的な病院様をご紹介させていただきます。 - オーダーメードな診療・治療法を提案
同じ症状・病気であっても動物の性格や飼い主様の生活パターンによっては求められる治療法は異なります。診療においても動物のストレスを考慮し、動物の不安を解消する方法をご提案いたします。 - 気軽に相談できる身近な病院
ホームドクターとして地域の皆様に安心を提供できるよう全力でサポートいたします。散歩の途中にでも日常の疑問を相談に来ていただけるような身近な病院でありたいと考えております。
General medical treatment
一般診療
ペットの生活の中で現れる些細なトラブルであっても安心してご相談ください。
緊急的な疾患、外科治療にも対応できるよう各種最新の医療機器を導入しております。
当院で対応できない検査・治療に関しましては専門的な病院へご紹介させていただきます。
集中治療
当院では、酸素濃度、室温、湿度をコントロールするICUを備えております。
入院下で集中的な内科管理が必要な病気にも対応しております。
外科手術・入院
各種外科手術
動物にとってより安全な麻酔、より痛みの少ない手術を心掛けております。
当院では緊急的な帝王切開、各種腹部外科、各種ヘルニア整復、胸部外科まで対応しております。
※特殊な手術や処置が必要な病気については、二次診療施設をご紹介いたします。
外科手術における注意事項
- 手術および麻酔下での処置は原則的にご予約が必要です。
- 手術を希望される方は手術についてのご説明を行いますので受診して頂き、獣医師と日程、術前検査等のご相談を行ってください。
- 飼い主さまがご旅行などで万が一の時にすぐに駆け付けることができない状況では、麻酔をかけての処置は致しかねます。ご了承ください。
手術前の検査
当院では手術に伴い必ず術前検査を行います。
検査内容
- 血液検査
- 胸部レントゲン検査
- 心臓/腹部の超音波検査(特にご高齢の場合)
- etc…
避妊・去勢手術の例
- 手術は緊急時を除き、すべて予約制です。
- 必ず事前にお電話をいただくか、ご来院時にご予約をお願い致します。
- 当院を受診されたことがないペットの場合は、まずは診察のご予約をお願いします。
- 中高齢の子には、術前(手術とは別日)に全身の検査をおすすめします。
- 手術前日の晩御飯が終わりましたらその後は絶食でお願い致します。お水は通常どおり与えていただいて結構です。
- 激しい運動をさけ、ゆっくり休ませてあげてください。
- 当日の朝も絶食です。何も食べさせないで下さい。お水は朝9時までは飲ませて問題ありません。
- 午前10時半までにご来院ください。
- エリザベスカラー、術後服をお持ちの方はご持参ください。
- 麻酔前検査として、基本的に血液検査は行わせて頂きます。当日に問題がありましたら、手術を中止・延期させていただくことがあります。
- 同意書にご署名、緊急の連絡先をご記入していただきます。
- 麻酔の覚醒、一般状態、傷口の状態(出血、腫脹等)が良好であれば手術当日の退院は可能です。入院が必要な場合はお伝えいたします。
- 入院がご希望の場合はご遠慮なくお伝えください。
- お迎えの時間は、退院の前日にお伝えします。
- ご自宅での注意事項をお伝えします。
- 術後約2週間で抜糸。
- 手術の内容によっては、抜糸不要の場合もあります。
入院について
24時間冷暖房管理ルームにて、動物へのストレスが少ない環境づくりに取り組んでいます。病状や体調に変化が見られた場合・新しい病気が見つかった場合には、必要な検査、処置をさせていただく場合があります。
諸注意
- 入院中の一般的な食事・ペットシーツ等は当院で用意致しております。アレルギーがある場合や特殊な食事を給餌している場合はフードの持参もしくは事前にお伝えください。
- 入院中のご面会は可能です。
- 入院費用に関しては事前におおよその金額をお伝え可能です。動物状況に応じて入院中金額が増減する場合がございますが、その際はお伝え致します。
- 入院の際には、入院同意書、一部内金が必要になります。
- 毛布やおもちゃ、食器類は持ち込みは可能ですが、破損や汚れが残る可能性があります。
- 動物の性格により入院中は食事を食べない場合、飼い主様と離れることで不安になり、鳴き続けるなどの様子が見られる場合があります。状況に応じて通院での治療に変更させていただく場合がございます。
健康診断
動物は体調の変化を言葉で訴えることができないため、元気にしていても、病気を発症し進行していることもあります。そのため病気の早期発見には健康診断は非常に重要となります。
健康な時の血液検査結果は、調子を崩した際の結果を比較することも可能になります。
病気の早期発見・健康寿命を延ばすためにも、定期的な健康診断をおすすめしております。
当院の健康診断は血液検査以外にも、尿検査、レントゲン検査、超音波検査、心臓ドックなども行っております。
どのような組み合わせが良いかご不明な方はご相談ください。
諸注意
- 健康診断は基本予約制になります。診察時や電話にてご予約ください。
- 手術予定等により当日のご予約はお受け出来ない場合がございます。ご了承ください。
- 前日夜12時以降は、絶食でお願いいたします。
- 特殊な検査を行う場合、午前中にお預かりし、昼の休診時間(13:00〜16:00)に検査を行うことがあります。その場合、お迎えでご来院いただいた時にご説明を行います。
- お預かりに際して、1カ月以内のノミ・マダニ駆除薬(動物病院処方)の投与が必要です。
ワクチン接種、各種予防
犬や猫においても環境中や他の動物を介して感染する危険な感染症があります。その中にはワクチン接種により予防可能な病気もあります。動物で主に使用されるワクチンは、一回の注射で複数の感染症を予防可能な物が主流です。
ワクチン接種は適切な時期に実施する必要があります。
注意点としては、以下のものがあります。
- 妊娠している犬や猫には接種しないでください。
- 健康でなければ接種できませんので、接種の前に必ず獣医師の検診を受けてください
- 接種後にアレルギー反応が生じる場合があります。普段と違う様子が見られたら、ご連絡ください。
- 接種の当日は安静にし、接種後2~3日は激しい運動やシャンプーは控えてください。
- ワクチン接種後、効果が出るまでに2週間ほどかかります。初回接種の場合は、1回では十分な免疫ができないことがあります。
犬
犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症、犬伝染性肝炎、犬伝染性喉頭気管炎、犬パラインフルエンザウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症
6種混合ワクチンの病気+レプトスピラ感染症(2種の亜型)
猫
猫汎白血球減少症、猫伝染性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症
3種混合ワクチンの病気+猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症
狂犬病ワクチン
狂犬病とは犬のウイルス性感染症です。感染動物に犬にかまれることで人や犬を含む様々な動物に感染し、発症すると100%死亡する恐ろしい感染症になります。日本では犬の登録と狂犬病ワクチンの接種が「狂犬病予防法」という法律で年に1回予防接種を行うことが義務付けられています。公衆衛生学的に、もしもの際に日本での蔓延を防ぐため非常に重要なワクチンとなります。
フィラリア予防
フィラリア症は蚊が媒介する寄生虫が肺動脈や心臓に寄生して起こる病気です。犬猫ともに感染する可能性があります。犬では右心不全症状、猫では呼吸器症状が発現し最悪亡くなってしまうこともある恐ろしい感染症です。蚊の飛来に合わせて(4月~12月)フィラリア予防薬を月1回投薬することで病気を予防します。
投薬が行いやすいように予防薬には様々な剤形(おやつタイプ、滴下タイプ、錠剤タイプなど)、ノミダニ予防とセットになったオールインワンのタイプがありますので、ご不明な方はご相談ください。
ノミダニ予防薬
動物は、ノミに吸血されることで貧血、アレルギー、皮膚炎、ノミが媒介する病気に感染してしまう可能性があります。マダニも同様に動物は吸血されることで、貧血性疾患、人にも感染する致死性の感染症※を媒介することもあります。いずれも春~秋に多く発生するため、予防薬の投与が重要になります。薬の種類によって投薬間隔は選ぶことができます。
フィラリア予防薬と同様に、様々な剤形がありますのでご不明な方はご相談ください。
※SFTS(重症熱性血小板減少症)はマダニを介して人に感染する病気です。
2011年に発見された新しいウイルスであり、致死率が10-30%と報告されています。本病気に対する有効な治療やワクチンはありません。つまり、マダニから身を守るためにマダニに噛まれないようにすることが大事となります。公園など草むらを好む動物にはマダニ予防は非常に重要です。
マイクロチップ
当院はマイクロチップを取り扱っております。
マイクロチップは、直径約2mmの円筒形のガラスのカプセルで包まれている小さな電子標識器具で、アンテナとICを内蔵した電子タグです。
愛犬、愛猫のの身元証明のようなもので、迷子や盗難、自然災害、交通事故などで離ればなれになっても、リーダーからの電波をマイクロチップが受信するため、犬や猫が飼い主のもとへと無事に帰れる可能性が高くなります。
装着をご希望される方や、ご検討中の方は当院へご相談ください。